ベランダやバルコニーはもはや不要?後悔しない判断基準とは
2023.05.04
#家づくりノウハウ
かつて、新築注文住宅の洗濯物や布団干しコーナーとして欠かせない存在だったベランダやバルコニー。
近年では防犯面や花粉やPM2.5対策などから室内干しのみを選ばれる方やドラム式洗濯機などの洗濯乾燥機で済ませる方が増えており、それに伴って新築注文住宅にベランダやバルコニーを採用する方も減少傾向にあります。
家電製品の進化や共働き世帯の増加も後押しとなり、新築でのベランダ採用は今後もどんどん減少するのかもしれません。
しかし、安易に「採用しない」と決めてしまった場合、もし後から必要となってもベランダやバルコニーはその構造上簡単に追加することができないため、後悔してしまうかもしれません。
そこで今回は、ベランダやバルコニーを採用する目的や不要となる場合の判断基準についてご説明します。
ベランダ・バルコニー・テラスの違い
よく混同されるこの3つの名称ですが、明らかな違いがあるのでそれぞれを解説します。
まずベランダは室外に張り出したスペースで庇や屋根などがあるものです。洗濯物を多少の雨などから避けることができます。
次にバルコニーは同じく室外に張り出したスペースなのですが、基本的に屋根はありません。そのため日光が洗濯物や隣接する部屋にも入りやすくなります。
最後にテラスは1階の室外の地面より一段高くなっているスペースで、コンクリートなどの人工物で作られたものです。例として、タイルデッキやウッドデッキなどが挙げられます。
ベランダの使用目的
主に使われる用途は洗濯物干しです。陽光をたっぷりと浴びた衣服等はとても気持ちが良いのですが、最近はPM2.5や花粉、防犯などの観点から室内干しが増えています。
また庭と違い、隣家など近隣からの視線を気にせずに済むので、夏場の子供たちのプール置き場やコロナ過でブームとなったベランダでのお家キャンプなど趣味のプライベート空間としても利用できます。
2階にキッチンを配置した場合の生ゴミ置き場や、エアコン室外機の置き場としての利用方法もあります。
新築住宅にベランダが不要な人の判断基準とは?
まずは外干しをせずランドリールーム等で室内干しをしたり、洗濯乾燥機や布団乾燥機などの家電を使用したりする人です。
ランドリールームを用意する場合はその分のスペースが必要ですし、大型の洗濯乾燥機を導入する場合は脱衣室など設置する部屋の広さに気を付けましょう。
次に広い庭が確保できる人です。庭に干すことができれば、わざわざ階段を上がる手間のあるベランダを用意する必要がないということになります。
また住宅密集地でベランダから隣の家との境界まで手が届きそうな場合、防犯やプライバシーの観点、物理的にベランダ設置が難しい場合もあります。
その他にも設置にかかる費用に合わせて、常に屋外にあり、雨風にさらされるため維持に掛かるコスト面や外部床の清掃などの手間も掛かるため、その点を煩わしく感じる方は代替え方法を確保できれば不要となるでしょう。
布団干しバー、布団干しパイプといった商品を採用される方もいます。
このようにライフスタイルによってベランダは必要にも不要にもなってきます。
もしベランダを採用しなかった場合、家電を購入したりや部屋干しの工夫をしたりすれば特に不便なく暮らしていけますが、ベランダを設置したのに利用せずに維持管理ばかりに労力を消費するのはとてももったいないのではないでしょうか。
ぜひ新築注文住宅を建築する際には自分たちの暮らしにベランダが必要かどうかを、よく検討してみてください。
エルクホームズでは専門の設計士が、お客様の理想のライフスタイルをお伺いして、一邸ずつプランを描き上げています。
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