『注文住宅を建てるときに蓄電池を導入するメリット』
2021.09.02
#家づくりノウハウ
近年は、自然環境の変化も相まって、台風や豪雨などの自然災害が増えてきています。
それに伴い、注文住宅を建てる時に、災害対策もしておきたいと考える方が増えてきています。
もし自然災害に見舞われてしまった際、暮らしの中で困る事柄のひとつは停電でしょう。
そのため貯めた電気を住まいで使える「蓄電池」に関しては、お客様からのお問合せも多くいただいています。
そんな蓄電池ですが、注文住宅の建築する際に最初から付けるべきなのか、
迷う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、注文住宅を建てる時に蓄電池を導入するメリットについてご紹介します。
まずは、簡単に蓄電池のメリット・デメリットをご紹介します。
蓄電池のメリット
- 太陽光発電でつくった電気を貯められる
- 深夜電力の活用で電気代が削減できる
- 災害時、停電時でも安心
- 再エネ賦課金を抑えられる
- CO2削減に貢献できる
蓄電池のデメリット
- 初期導入費用がかかる
- 寿命がある
- 設置スペースが必要である
蓄電池のメリット・デメリットを理解した上で、蓄電池導入の有無のご判断をして頂きたいと思います。
また、蓄電池の種類によっても機能等が変わりますので、
注文住宅を建てる時にはどこのメーカーの何の機種を採用しているのか確認してください。
注文住宅を建てる時に蓄電池を導入するメリット3選
新築時には、蓄電池を付けなくても後々必要になってから
蓄電池を付けたら良いと思われる方もいらっしゃると思います。
エルクホームズでは、注文住宅を建てる時に蓄電池を導入することをオススメしています。
注文住宅を建てる時に蓄電池を導入するメリットを3つご紹介します。
1. 初期導入費用が抑えられる
やっぱり一番のメリットは、導入費用が抑えられることです。
蓄電池の導入費用の相場は80~200万円です。(蓄電池の種類・容量によって金額は大きく異なります。)
また、リフォームで蓄電池を導入する場合は配線工事・設置工事の際に、家の壁に穴をあけないといけません。
それに伴い、追加工事費用が数十万円程度プラスで掛かってきます。(設置場所等で大きく金額が変わります。)
金銭面を考慮すると新築時に蓄電池を導入した方が良いと言えます。
2.住宅ローンを活用
注文住宅を建てるときに蓄電池を導入することで住宅ローンを使えることもメリットの一つです。
リフォームで蓄電池を導入する場合は、自己資金で賄う、
もしくはリフォームローンを活用するケースが考えられます。
リフォームローンは住宅ローンよりも金利が高く設定されているため、
ローンを使う場合は住宅ローンがオススメです。
3.注文住宅請負契約のみの手続き
将来的に、蓄電池を導入する場合はその際にまたリフォーム契約を結ぶ必要があります。
注文住宅を建てる時に蓄電池を導入すれば、注文住宅請負契約の手続き一度で済みます。
例えば、携帯キャリア変更のケースを考えてみます。
大手携帯キャリアと言えば、ドコモ、au、ソフトバンクとありますが最近は、
楽天やワイモバイル等様々な携帯キャリアが存在します。
携帯キャリアを乗り換えたいという人は多くいます。
しかしながら、手続きが面倒という理由で多くの人が
ずっと同じキャリアのスマホを所有しているケースがあります。
それと同様に蓄電池も「リフォームでいつか導入しよう」は
メリットを理解していても蓄電池を導入されないケースも多々あります。
今回は、注文住宅を建てる時に蓄電池を導入するメリット3選をご紹介しました。
将来的に蓄電池を付けようと思われている方はぜひ注文住宅を建てる時に蓄電池導入を検討して下さい。
最後に
あらゆる自然災害による停電時に役立てることができる蓄電池は、
今後ますます需要が高まる傾向が見られます。
その理由には、前述の災害の他に電気代の値上げや消費増税などが関連しています。
価格が安い時間帯の電力を貯め込むことが可能になる蓄電池は緊急時にも役立てることができ、
なおかつ太陽光発電と連携すれば、工夫次第で長時間の停電でも安心して生活することができます。
安心とセットで電力をお得に使用するためにも、注文住宅への蓄電池導入は今後欠かせないものとなりそうです。