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新築注文住宅のお風呂に窓は必要か?

2023.11.23

#家づくりノウハウ

新築注文住宅で住まいの間取りを考える時は、居室や水廻りをどこに配置するのかをまず大まかに決めます。多くの場合、南側は日当たりが良いのでリビングを、北側にはお風呂と洗面所を隣接しようなどと配置するのですが、その時点でぜひ一度考えて欲しいのが「お風呂に窓は必要か?」です。

なぜならば「窓が必要」ということは「建物外周に配置しなければならない」ということと同義となり、お風呂の位置にある程度の制約が生じるからです。

今回はお風呂に窓を付けた場合のメリットやデメリットについて解説していきたいと思います。

 

 

 

お風呂に窓がある場合のメリット

 

    1. 明るい空間:窓があると自然光による明るさが期待できます。昼間であれば照明を点けることなくリラックスしたバスタイムを満喫できます。

 

    1. 換気の向上:窓を開けることで換気が促進され、湿気によるカビの発生を防ぎます。また浴室の手入れなどで刺激臭が強い洗剤を使う場合には窓を開けて使用できるので便利です。

 

  1. 外の景観:当然ですが窓から外の景色を楽しむことができます。ご自身で手入れした花壇や庭を見ながらのんびりと浴槽につかることで素晴らしい時間を過ごせます。

 

 

窓がある場合のデメリット

 

    1. プライバシーへの懸念:窓があることで近隣の建物や通りからの視線が気になる場合があります。窓の配置や隣家の間取りなどを十分に考慮して対応しなければなりません。

 

    1. 断熱低下:一般的に窓よりも壁の方が断熱性能が高いため、窓を設けると窓が無い状態よりは建物の断熱性が低下します。特に冬場は浴槽のそばの窓からの冷気でお湯がすぐに冷めてしまう可能性があります。

 

  1. コスト面:窓を設けた場合はサッシ代金や窓枠などの金額が余分に掛かってしまいます。また水が掛かる部位なので、コーキングなどの防水補修などのメンテナンスも必要になります。

 

 

 

ちなみに住宅には窓が必要なのでは?と考えられる方もいるかと思いますが、問題ありません。「建築基準法 第28条」で、居室には採光や換気に必要な窓を設けなければならないとされていますが、浴室や洗面脱衣室などは「居室」に当たらないからです。

つまり、メリットとデメリットを考慮して、窓ありにするか窓なしにするかは、自由に選んでいただけます。

 

新築注文住宅は多くの場合自由に設計できるので、お風呂に窓を設けるかどうかも自分で選択することができますが、どちらにするかは個々の好みや生活習慣や価値観によります。

お風呂に窓があることで開放的で明るい浴室にできる一方で、プライバシーの確保や冬場の寒さ対策も考慮する必要がありますし、お風呂を建物外周に配置しなくても良い分より自由な間取りを叶えることができる反面、昼でも照明がないと暗い浴室になるかもしれません。

 

エルクホームズでは全館冷暖房システムのYUCACOで冬場でも脱衣室や浴室までも暖かい、冬場のヒートショック現象を抑えた健康にやさしい住まいづくりを行っております。

もちろん全邸自由設計の注文住宅なので「窓のない浴室」や「デッキへ出入りできる浴室」など、ご希望に合わせて設計士が間取りを作成いたします。「こんな家、できますか?」というご希望があれば、ぜひお近くの展示場にお問い合わせください。

 

 

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