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蓄電池2つのタイプ全負荷・特定負荷とは?

2022.01.27

#家づくりノウハウ

近年は台風や地震、長雨による土砂災害などの自然災害のニュースを目にする機会が増えています。

万が一災害にあったら…もっとも心配なのは生活するために必要なライフラインの確保ですよね。

避難生活は想像しても不便ですし、できるなら自宅で過ごしたいという方も多いでしょう。

そこで、災害時の不安を解消するために、蓄電池を導入される家庭も多くなっています。

 

そんな蓄電池ですが、大きく分けて全負荷と特定負荷の2タイプがあります。

それぞれどんな特徴があって、どのように選べばよいのでしょうか?

今回は、それぞれの蓄電池のタイプをご紹介します。

 

 

1.全負荷タイプ

全負荷タイプは停電時でもその家全体を普段と同じように電気利用ができます。

>湯を沸かしてお風呂に入る、電子レンジで調理をする、エアコンで快適に過ごすなど普段では当たり前のことですが、災害時では特別なことです。

 

そんなメリットばかりに思える蓄電池の全負荷タイプですが、デメリットも存在します。

それは蓄電池に蓄えられている電気には容量と出力があり、それには限りがあるということです。

 

まず容量ですが、これは蓄電池に蓄えられる電力量を表します。

例えば6.5kWhならば6500Wの電力を1時間使用できる電力量となります。

一般家庭の平均的な1日の電気使用量が14kWh程度ですので、災害時にこの6.5kWh蓄電池の電気を普段の生活どおりに利用すると1日も持たないことになります。

もちろん、電気の使用量には季節や家の性能や待機電力量などいろいろな要素が絡んでくるので一概には言えません。

 

次に出力は同時に利用できる電気の合計量です。

例えば最大出力が2.0kVAの場合は2000Wまでの電力を使用できることになります。

もし合計で2000Wを超える電力の電気機器をつないでしまった場合は、つなぐ数を減らしたうえで蓄電池を再起動するなどの操作が必要となります。

 

代表的な家電の消費電力をご紹介します。

電子レンジは1500W、炊飯ジャーは1300W、ドライヤーは1200W、エアコンは660W、冷蔵庫は250W、液晶テレビは210Wの消費電力になります。

(平均的な目安の数値であり、製品ごとに異なります。)

 

いかがでしょうか?

よほど大きな電気容量で、かつ出力能力のある蓄電池でない限りは普段通りの生活は難しい、長期間は続けられないことが分かると思います。

 

 

 

2.特定負荷タイプ

特定負荷タイプは容量と出力を考慮し災害時に利用できる電気製品やコンセントなどをあらかじめ決めて運用する方法となります。

計画的に蓄電池の運用を考えていることで、電気製品の使用期間目安が分かるという安心感があります。

 

ただし使用する電気製品は限定されるために、リビングの照明やコンセント、冷蔵庫など最低限必要な部位に絞って長期間利用できるようにする場合が多いです。

そのため災害時には必然的に家族が1つの部屋に集まって生活するので、プライベート時間を過ごす生活は難しいかもしれません。

 

まとめ

このように全負荷タイプと特定負荷タイプはそれぞれに特徴があり、生活される方がどのように災害に対応したいか、普段から節電の意識があるかなど様々な条件で判断が必要になります。

 

また太陽光発電や電気自動車との連携を考えると違った選択になる可能性もあります。

このあたりは担当者の意見も確認しながら、じっくりと決めていくといいでしょう。

 

エルクホームズの住まいには多くの方が太陽光発電システムを採用されており、蓄電池との相性も良い省エネで高性能な住まいづくりを行っています。

新築注文住宅に蓄電池を導入されたいとお考えの方はぜひ一度、エルクホームズの展示場にお越しください。

 

 

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