新築注文住宅におすすめの4つの外壁材をご紹介!
2024.02.08
#家づくりノウハウ
大切な住まいを守る外壁。その種類は多岐にわたり、見た目はもちろんのこと、家の耐久性や住み心地にも大きな影響を与えます。
しかし、いざ新築注文住宅を建てようと思っても、種類が多いあまりに何を基準に外壁を選べば良いのかと悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、エルクホームズで実際に建てられたお客様のお家にも採用されている、家づくりにおすすめの4つの外壁材をご紹介いたします。
窯業系サイディングと金属系サイディング
「サイディング」とは外壁に貼る仕上げ用の板材の総称で、現在、日本でもっとも多く使用されている外壁材です。
工場で生産するため品質が安定しており、また施工が簡単なため、工期が短く施工費も抑えられるのが最大のメリットです。
ここでは、日本国内でもっともよく使われている「窯業系」と、最近人気の「金属系」をご紹介します。
窯業系サイディング
セメントに繊維質などを混ぜて高温・高圧で成型したもので、現在、日本で使用されている外壁材の約80%がこの「窯業(ようぎょう)系サイディング」です。レンガ調・タイル調・石目調など、色・デザインのバリエーションが豊富で、さらに性能面でも、耐火性・遮音性にすぐれているという特徴があります。
一方で、窯業系サイディングには防水塗装がされているのですが、経年劣化により防水機能が低下してしまうため、こまめな再塗装が必要になります。また、ボードとボードとをつなぐシーリングと呼ばれる継ぎ目の劣化にも注意しなければいけません。
金属系サイディング
スタイリッシュな見た目で近年人気の高まっている金属系サイディング。
ガルバリウム鋼鈑などの金属板に、断熱材を貼り合わせて作られる外壁材です。
軽量のため、建物への負担が少なく地震に強いことや、断熱性に優れていること、ひび割れや凍害の心配がないのが特徴です。
一方で、物が当たったときに傷がつきやすく、海の近くの場合は塩の影響で外壁が錆びてしまう危険もあります。
モルタル
モルタルとは、砂とセメントと水を混ぜ合わせたもので、ラスと呼ばれる金網の上からモルタルをコテで塗って、仕上げ材を塗り付けていくのが一般的な手法です。火に強いのが特徴で、サイディングが普及する前の1980年代までは、日本の住宅における外壁の大半がモルタルでした。
職人の手によって施工するため、デザインの自由度が高いのが魅力です。また、サイディングのようなつなぎ目がないため、シーリングの劣化を気にする必要がありません。
一方で、乾燥すると縮むというモルタルの性質上、表面にひび割れが生じやすいのがデメリットです。また、職人の技術力によって、仕上がりの美しさや耐久性に差が出てしまうこともあります。
タイル
石や土、粘土を高温で焼き固めたもの。一番の特徴は、他の素材にはない高級感や重厚感です。色あせがしにくいため美観を長く保つことができ、さらには非常に硬い性質のため、傷がつきにくい、吸水をほとんどしないなど、耐久性も高い素材です。
デメリットは初期費用が高いことで、一般的なサイディング外壁の2倍ほどすると言われています。しかし優れた耐久性のため、長期的なメンテナンスコストは抑えることができます。
「メンテナンスフリー」ともよく言われていますが、タイル同士の継ぎ目は時間の経過とともに劣化しひび割れるため、定期的な塗り直しは必要となります。
まとめ
外壁材は、見た目の印象はもちろん、快適な暮らしのために必要な住まいの性能や、建物の寿命そのものに大きく影響します。そのため、新築注文住宅にこれから長く暮らしていく上では外壁材や施工費などの初期費用だけでなく、長期にわたるメンテナンスコストも考えなければいけません。
また外壁を美しく保つために大切なのが、定期的な点検です。外壁材は日々の気候変動や自然の力にさらされているため、経年劣化は避けられないからです。
使用している外壁材によっても異なりますが、一般的には10年〜15年ごとが点検の目安です。
定期的な点検を実施しているかなど、住まいのメンテナンスが行いやすい会社かどうかも住宅会社選びのヒントになるでしょう。
すべての新築住宅は、住まいの主要部分(構造耐力上主要な部分・雨水の浸入を防止する部分)について10年間の保証が義務付けられていますが、エルクホームズは、より確かな安心をお届けするため、最長30年間の初期保証をご用意しています。
初期保証期間の終了後も、10年ごとの点検・メンテナンス(有償)を実施いただくことにより、保証期間を業界トップクラスの最長60年間まで延長いたします。
これから建てられる住まいの外観を美しく保ち、快適な暮らしを叶えたい方はぜひ、エルクホームズでの住まいづくりをご検討ください。