靴だけじゃない!便利な玄関土間収納をつくるポイント
2024.08.29
#家づくりノウハウ
家族が毎日出入りをする玄関。
家族の人数以上の靴が並べられていたり、外遊び用のおもちゃが散乱していたり、畳んだベビーカーを無理やり隅に立てかけていたりと足の踏み場もなくなっていることもあるのではないでしょうか。
玄関が乱雑になったままだと、家に人を招こうという気持ちにもなりませんよね。
住まいにそういったお悩みをお持ちの方へ、ぜひ新築注文住宅に取り入れていただきたいのが「土間収納」です。
「土間収納」とは、玄関の一部に設けた靴を脱がずに出入りできる収納スペースのことで、シューズクロークなどとも呼ばれます。
今回は、新築注文住宅の玄関に「土間収納」を取り入れるメリットと、採用する前に注意していただきたいポイントをご紹介します。
玄関に土間収納を設けるメリット
玄関をきれいに見せることができる
新築注文住宅の玄関に土間収納を設ける一番のメリットは、収納スペースと分かれることで必要最低限の靴だけ置けばよくなるので、玄関がすっきりさせられることです。
さらに扉などで隠せる土間収納であれば中に収納したものが見えることもないので、玄関がいつも整って見えます。
汚れを気にせずに収納できる
アウトドア用品やキャンプ用品、三輪車やベビーカー、子どもの外遊び用のおもちゃなど、室内に持って入るには汚れが気になり、屋外に置いておくにも悩んでしまうものを収納できるのもメリットです。
室内に置きたくないものも保管できる
玄関の土間収納は、外で使うものだけでなく、リビングやキッチンなどいつも目に触れるところには置いておきたくないものを保管するのにも便利です。
例えば汚れものではない資源ゴミや冬用タイヤ、カー用品置き場として使われる方もいます。
ほかにも玄関にあると役立つ防災グッズや備蓄品などの保管場所にも適しています。
採用する前に検討したいポイント
収納するものを想定して大きさを決める
新築注文住宅を計画する際、なんとなくで大きさを決めて土間収納を設けると、収納したいものが入りきらなかったり、反対に広すぎて使い道に困ったりすることがあります。
そうならないよう、あらかじめ「何をどれくらい収納したいか」を想定しておきましょう。
収納したいものが明確な場合には、実際の出し入れの動作を考えておくとさらに便利になります。
可変性のある棚を用意する
建てた後も長い期間住み続けていく住まい。
ライフスタイルの変化に合わせて土間収納に片づけたいものも変わっていくことでしょう。
固定棚だとそういった場合にレイアウトの変更ができませんが、可動棚にしておけば子供靴や大人のブーツ、工具、あるいはコートなど目的に合わせて変えることが可能です。
目隠し方法を考えておく
玄関の土間収納は、ドアが無いほうが毎回の開閉の手間が省けて便利なことが多いです。
しかし収納の中を人に見られたくないと思う方も多いでしょう。
普段は開けておいて、来客時には視線を遮ることができるように、引き戸やロールスクリーンを取り付けておくと安心できます。
コンセントを設置する
電動自転車のバッテリー充電や靴の乾燥機などを使う予定のある方は、土間収納内にコンセントを設けておくと便利です。
もし新築注文住宅を検討している段階で電源を使うと分かっている場合には、あらかじめ設置しておきましょう。
土間収納の魅力を展示場で確かめよう
土間収納は帰宅動線や家事動線と合わせて工夫することで、玄関の収納力がアップするだけでなく生活動線もスムーズになり、毎日の暮らしをもっと快適にすることができます。
例えば土間収納とキッチンとを隣接させれば、土間収納をパントリーとしても活用できるので、まとめ買いをしたストック品を短い動線で収納できます。
土間収納の近くに上着が掛けられるクロークを設ければ、帰宅してすぐに掛けられるので外出の度にコートを取りに行く必要がなくなりますし、花粉症対策の観点からも効果的です。
ここまで新築注文住宅の玄関に土間収納を取り入れるメリットと、採用する前に注意していただきたいポイントをご紹介しましたが、理想の土間収納は十人十色。
住まいの広さや家族構成、叶えたい生活スタイルによって最適な広さは異なりますし、動線計画にも様々なアイデアがあります。
新築注文住宅の玄関に土間収納を検討する際は、住宅展示場や建築実例などをチェックして暮らしのイメージを膨らませて、それぞれの暮らしにぴったりの形を見つけましょう。
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