とりあえず入れるはNG!クローゼット収納のコツ
2023.03.16
#家づくりノウハウ
毎日悩む洋服選び。難しくしているのはクローゼット収納の乱雑さかもしれません。
「収納は大きければ大きいほどたくさん入れられて安心」と思われるかもしれませんが、使い方を誤るとせっかくのスペースを生かしきれない可能性も。
そこで今回は、毎日使うクローゼットの収納アイデアについてまとめました。
新築注文住宅をお考えの方は、よりよい収納計画の参考にもなりますので、ぜひご覧ください。
すっきりと片付いたクローゼットとは
そもそも、「片付いている」というのはどういった状態を表すのでしょうか?
辞書によれば、「散らかっていた物が整えられた状態になる」という意味で、クローゼットの場合はどこに何があるかが分かっていて、すぐに取り出せる状態にあることを指すようです。
収納に全部収まっていれば一見片付いているように見えますが、あれはどこだったかな?と毎回収納をひっくり返すようであれば、それは片付いているとは言えません。
反対に、クローゼットの整理整頓ができていればすぐに必要な物が取り出せるので、身支度に時間もかかりませんし、コーディネートを楽しむ余裕も生まれます。
収納する前に、要らないものの処分と分類
クローゼットの収納を本気で考えているなら、まずは必要でないものを処分し、収納の中のすべての洋服を季節や用途ごとに分類しましょう。
そうすることで、どこに何をしまったらいいか全体的なイメージを考えられます。
何年も着ていない服や、サイズが合わなくなったもの、誰かに譲ろうと思ってそのままにしているものなどがあれば、衣替えや模様替えを兼ねて手放す勇気も必要です。
新築注文住宅の場合でも、「どこに」「何を」「どれくらい」収納したいか考えておくことはとても重要です。
収納するものが具体的に分かっていれば、それに合わせた収納計画をすることができるでしょう。
クローゼット収納のコツは?
上手なクローゼット収納のコツは、上・中・下の空間を区切って使い分けること。
上段には、使用頻度の低いものやシーズンオフのもので、軽くてかさばるものを収納します。
最も使いやすい中段部分は、ハンガーなどを利用してよく使う洋服をすぐに取り出せるよう吊るしてすっきりと。
そして下段には、衣装ケースなどを使って肌着や小物といった日常のアイテムや、吊るすには重いものなどを収納します。
ちなみに、扉を全開しないと出しにくい左右の端のスペースや、出し入れしにくい奥側のスペースには、使用頻度の少ないものを入れて上手にスペースを活用しましょう。
奥行きに合った収納ケースを選ぶ
クローゼットのスペースを無駄なく使うには、奥行きに合った衣装ケースを選ぶことも大切。
ぴったり収まるサイズのケースを同じシリーズで揃えて上に積んだり横に並べたりすれば、無駄なスペースがなくなると同時に、見た目もきれいです。
クローゼットに衣装ケースを用いる際には、クローゼットの奥行きなどサイズを必ず測ってから選びましょう。
新築注文住宅の場合は、あらかじめクローゼットにぴったりと収まる造作収納を設けるのもおすすめです。
クローゼット上段(棚)の利用法
シーズンオフの衣類やシューズ、季節ものは、クローゼットの上段にまとめて収納しましょう。
そうすることで、今シーズンの衣類の収納スペースを増やすことができ、スペースを有効に使えます。
なお、上段に置く収納アイテムは落下する可能性があるので、なるべく軽いものがベストです。
・シーズンオフの布団やコートなどを収納
シーズンオフの布団や毛布などの寝具も収納袋に入れてクローゼットの上段に保管するのがおすすめ。
特に冬用の布団は大きくかさばります。布製の袋などに入れると軽く、出し入れもしやすくなりますよ。
・バッグ・帽子などの型崩れしやすい小物を収納
バッグや帽子など、型崩れしやすく形もさまざまなアイテムは、クローゼットの上の棚にまとめるのも賢い方法。
バッグは縦置きすることで取り出しやすく、型崩れも防ぎます。
・書類ファイルを並べてアルバムなどの収納に
棚上に書類ファイルなどを並べて、過去のノート類や日記・アルバムなどをしまうのもいいアイデアです。
普段は使わないものなら棚上でも不便はありません。重くなりすぎないように注意しましょう。
クローゼット下の活用法
・畳んだ衣類や下着をケースに入れて収納
クローゼット中段が掛ける収納なら、下段はTシャツやニットなど畳んだ衣類や下着の収納に適しています。収納ボックスや衣装ケースなどを利用しましょう。
インナー・ボトムスなどアイテムごとに分類するとより使いやすくなります。
・キャスター付きアイテムで奥行きを活用
服をクローゼットの奥に収納してしまうと取り出しにくいのが悩みどころ。
キャスター付きの収納ケースなら、クローゼットの奥行きを活かし、取り出しも簡単です。
掃除のときもサッと引き出せるのも魅力です。
まとめ
今回は、毎日使うクローゼットの収納アイデアについてまとめました。
入れようと思えばたいていのものが入ってしまうだけに、中で物が迷子になりやすいのがクローゼットですが、どこに何を入れるべきなのか決めるだけで、すっきりとした収納を実現できます。
年度末の忙しい時期ですが、ちょうど入学や卒業、転勤など身の回りの変化も大きい時期。この機会に、衣替えや模様替えを兼ねてクローゼットの整理整頓を始めませんか?
新築注文住宅をお考えの方は、ぜひエルクホームズの住宅展示場にお越しください。
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