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山口・広島でGX志向型住宅を建てる「子育てグリーン住宅支援事業」とは?

2024.12.12

#お金のハナシ

先日、国土交通省と環境省が連携して従来のZEH基準の水準を大きく上回る省エネ性能を有する脱炭素志向型住宅(GX志向型住宅)の新築を支援する「子育てグリーン住宅支援事業」が発表されました。

令和6年11月29日に報道発表されたこちらの事業は、現在実施されている「子育てエコホーム支援事業」に続く補助事業となり、

新たにGX志向型住宅建築の支援を強化するための新たな補助制度が盛り込まれたのが特徴です。

 

「子育てグリーン住宅支援事業」で新設される「GX志向型住宅」では、1戸あたり最大160万円の補助が予定されています。

しかし同時に、従来の「子育てエコホーム支援事業」でも対象になっていた長期優良住宅への補助金は今年度の100万円から来年度には80万円に、ZEH水準の住宅への補助は80万円から40万円に減額される予定です。

今回は、GX志向型住宅の特徴や事業の概要をご紹介します。

 

 

事業創設の背景

 

創設の背景として、令和6年11月29日に『住宅の省エネ化の支援強化に関する予算案』が閣議決定されたことがあります。

2050年カーボンニュートラルの実現に向け、新築住宅について、エネルギー価格などの物価高騰の影響を特に受けやすい子育て世帯などに対して、

「ZEH水準を大きく上回る省エネ住宅」の導入や、2030年度までの「新築住宅のZEH基準の水準の省エネルギー性能確保」の義務化に向けた広い支援を行うとともに、

既存住宅について、省エネ改修等への支援を行うことを目的に創設されました。

これを踏まえ、令和6年度補正予算案には、住宅の省エネ化への支援を強化するための新たな補助制度が盛り込まれましたが、いずれも、国会での補正予算の成立が前提となります。

 

 

最大160万円の補助金がもらえる、GX志向型住宅とは

 

GX志向型住宅のGXとはGreen Transformation(グリーントランスフォーメーション)の略で、 

化石エネルギー中心の産業・社会構造を、クリーンエネルギー中心の構造に転換していくことを目的とした国の政策の1つです。

GX志向型住宅は、この政策に基づき省エネ性能と再生可能エネルギーの活用を重視した住宅を指します。

具体的には、断熱性能や一次エネルギー消費量の削減率などZEH水準を上回る性能を持つことが、GX志向型住宅の要件となります。

事業の詳細は以下の通りです。

子育てグリーン住宅支援事業

 

子育てエコホーム支援事業とは異なり、全ての世帯を対象とした「GX志向型住宅」と子育て世帯を対象とした「長期優良住宅」・「ZEH水準住宅」の3種類の補助金があります。

事業には既存住宅のリフォームも含まれますが、今記事では新築住宅に絞ってご紹介します。

  • 住宅の新築

【すべての世帯】

・GX志向型住宅 160万円/戸 ※4

以下の①~③の全ての要件に該当する住宅が対象です。

①断熱等性能等級「6以上」

②再生可能エネルギーを除いた一次エネルギー消費量の削減率「35%以上」

③再生可能エネルギーを含む一次エネルギー消費量の削減率「100%以上」※8,9,10

 

【子育て世帯等】※1

・長期優良住宅※4,5,6,7

建替前住宅等の除却を行う場合※8 100万円/戸 ※4,5,6,7

上記以外の場合 80万円/戸

 

・ZEH水準住宅※4,6,7

建替前住宅等の除却を行う場合※8 60万円/戸 ※4,6,7

上記以外の場合 40万円/戸

※1:「18歳未満の子を有する世帯(子育て世帯)」又は「夫婦のいずれかが39歳以下の世帯(若者夫婦世帯)」

※2:対象となる住戸の床面積は50㎡以上240㎡以下とする。

※3:以下の住宅は、原則対象外とする。 ① 「土砂災害特別警戒区域」に立地する住宅 ② 「災害危険区域(急傾斜地崩壊危険区域又は地すべり防止区域と重複する区域に限る)」に立地する住宅 ③ 「立地適正化計画区域内の居住誘導区域外」かつ「災害レッドゾーン(災害危険区域、地すべり防止区域、土砂災害特別警戒区域、急 傾斜地崩壊危険区域又は浸水被害防止区域)内」で建設されたもののうち、3戸以上の開発又は1戸若しくは2戸で規模1000㎡超 の開発によるもので、市町村長の勧告に従わなかった旨の公表に係る住宅 ④ 「市街化調整区域」かつ「土砂災害警戒区域又は浸水想定区域(洪水浸水想定区域又は高潮浸水想定区域における浸水想定高さ3m以 上の区域に限る)」に該当する区域に立地する住宅

※4:「GX志向型住宅」は環境省において実施、「長期優良住宅」及び「ZEH水準住宅」は国土交通省において実施。

※5:長期にわたり良好な状態で使用するための措置が講じられている住宅で、地方公共団体にて認定を受けたもの。

※6:断熱等性能等級「5以上」かつ再生可能エネルギーを除く一次エネルギー消費量の削減率「20%以上」に適合するもの。

※7:賃貸住宅の場合、子育て世帯等に配慮した安全性・防犯性を高めるための技術基準に適合することが必要。

※8:住宅の新築にあわせ、建替前に居住していた住宅など建築主(その親族を含む)が所有する住宅を除却する場合。

※9:寒冷地等に限っては75%以上(Nearly ZEH)も可。

※10:都市部狭小地等の場合に限っては再生可能エネルギー未導入(ZEH Oriented)も可。

※11:共同住宅は、別途階数ごとに設定。

 

 

まとめ

 

この事業の申請は、住宅を整備・分譲する事業者が行い、事業者が補助金を建築住宅所有者や還元する仕組みです。

難しい言葉が続きましたが、脱炭素社会に向けて従来のZEH、長期優良住宅以上の性能でより環境に配慮した省エネ性能の高い家を増やしていくことを目標につくられた支援事業になります。

今後、国会での補正予算の成立が前提とはなる事業ではありますが、実施されれば特に新築注文住宅をお考えの方には嬉しい支援ですね。

 

昨今、環境問題への関心が高まり、多くの分野で脱炭素化を目指す取り組みが進められています。

住宅を選ぶ際にも、ぜひエネルギー効率や環境性能といった視点もぜひ考慮してみてはいかかでしょうか。

環境にやさしい住まいは室内の温度差が少ない、電気代が抑えられるなど、そこで暮らす人にとってもやさしい住まいです。

 

エルクホームズの住まいは標準仕様で高気密・高断熱。ずっと最先端の快適を作ってきた住宅メーカーのため、補助金申請についても経験豊富なスタッフが対応いたします。

補助金のことなど詳しくお聞きになりたい方はぜひ、エルクホームズの展示場にお越しください。

 

国土交通省の報道発表資料は、以下をご覧ください。

https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk4_000290.html

住宅:子育てグリーン住宅支援事業について – 国土交通省

 

 

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