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家を建てる季節に良い・悪いはある?ベストな着工時期を徹底解説!

2022.03.24

#家づくりノウハウ

 

家を建てるには当然時間がかかり、かつ季節によってさまざまな影響を受けることも考えられます。ベストなタイミングで家を建てるためには、おすすめのシーズンを知り、着工から竣工までのスケジュールをイメージした上で、マイホーム計画を立てることが大切です。

 

今回は、家を建てるまでの基本スケジュールと家を建てるベストシーズンについて解説します。家を建てるにあたって考慮すべき季節以外の問題にも触れるため、注文住宅の購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

 

目次

 

1. 家を建てる前に知っておきたい「着工~竣工」の基本スケジュール

 

2. 家を建てるのにベストな季節はある?

2-1. コンクリート打ち:春または秋がおすすめ

2-2. 木造住宅:梅雨や台風の時期を避けるのがおすすめ

 

3. 工期には「季節による影響」も含まれている!

 

4. 家を建てるタイミングは季節以外の問題も考慮することが大切

4-1. ライフステージ

4-2. 補助金・減税制度

 

まとめ

 

1. 家を建てる前に知っておきたい「着工~竣工」の基本スケジュール

 

 

家を建てるまでには、着工から竣工までいくつかの流れがあります。マイホーム計画を立てるにあたり、まずはそれぞれの工程にどれくらいの期間がかかるのか把握しておきましょう。

 

住宅建築の主な流れと着工から竣工までのスケジュールは、下記の通りです。

 

 

【1】地鎮祭~基礎工事

(約3週間~1か月)

  • 地鎮祭が完了次第、家の基礎を作る
  • 住宅の基礎を作る

【2】建方~上棟式

(約1~3日)

  • 柱や梁を組み立てる
  • 家の骨格を作る
  • 上棟式は省略することもできる

【3】木工事~仕上げ工事

(約3か月)

  • 屋根や壁など外部と内部の工事を同時進行で行う
  • 仕上げ工事を行い竣工となる

住宅建築の必要期間は、工法によって異なります。木造の場合は、着工から竣工までに約4~5カ月、鉄骨ユニット工法であれば約3カ月が目安です。鉄筋コンクリートRC構造の場合は、約半年かかります。(住宅会社によっても異なります。)

 

2. 家を建てるのにベストな季節はある?

 

家を建てるタイミングを考える場合は、季節による影響を考慮することが大切です。

 

多くの建築会社は、季節の影響を防ぐためにさまざまな対策を講じています。しかし、家を建てるのに不向きな時期を選ぶと、工期が長引いたり仕上がりに悪影響が出たりする可能性も少なからずあります。ベストなタイミングで着工できるように、工事や住宅の種類に適した時期を知っておきましょう。

 

特に季節による影響が出やすいのは、「コンクリート打ち」の工程と、「木造住宅」の住宅工法の2つです。ここからは、それぞれに適した着工時期を解説します。

 

2-1. コンクリート打ち:春または秋がおすすめ

 

コンクリート打ちは、気温が安定している春または秋がおすすめです。

 

コンクリートは、配合量と温度による化学変化で固まります。固まる前のコンクリートは、外気温による影響を受けやすく、気温が高い夏場は早く固まり、気温が低い冬場は固まるまでに時間がかかることが特徴です。そのため、夏場はひび割れ、冬場は凍害のリスクが高まり、コンクリートの強度低下につながります。

 

夏場や冬場に作業を行う場合は、コンクリートの温度補正(強度補正)によってコンクリートの強度を高めることができます。ただし、すべての建築会社が温度補正を行うわけではありません。建築会社の対応には差があるため、真夏や真冬のコンクリート打ちをする際は建築会社に確認が必要です。

 

2-2. 木造住宅:梅雨や台風の時期を避けるのがおすすめ

 

木造住宅を建てる場合は、雨による影響を考えて着工時期を決めましょう。

 

多少の雨であれば、建材として使用する木材が濡れてもすぐに乾くため問題ありません。しかし、木材が極端に濡れるとシミや強度低下などが起こる場合があります

 

木材が雨で濡れることを防ぐために、梅雨や台風の時期は避けた方が安心です。特に、木工事が始まるまでの期間は、木材部分が露出しているため雨の影響を受けやすくなります。4~5月までに着工していれば、梅雨の時期までに屋根を組み上げておくことが可能です。また、梅雨と台風の時期が過ぎた10~11月であれば、雨の影響を最小限にすることができます。木造住宅を建てる場合でも建築会社によって雨の対策に差がありますので、確認が必要です。

 

3. 工期には「季節による影響」も含まれている!

 

建築会社が提示している工期には、季節による影響も含まれていることが特徴です。雨や湿度による影響が出ると予想される場合、多くの建築会社では季節による影響を考慮した工期を設定します。そのため、予定していた工期が伸びるケースは少ないといえます。

 

また、ベストではない季節に着工したとしても、考えられる影響は工期が伸びる程度です。木材が少し雨にさらされたり湿度が高くなったりした程度であれば、木材に歪みや反り返りが生じることはありません。

 

家を建てる季節の良い・悪いは、着工時期を決める判断材料の1つです。しかし、ベストな時期ではなかったとしても、実績が豊富な建築会社に依頼する場合は、基本的に何ら問題はありません。

 

4. 家を建てるタイミングは季節以外の問題も考慮することが大切

 

家を建てるタイミングを決めるには、季節以外の問題にも目を向けることが大切です。家を建てる季節にだけ注目すると、余裕のないスケジュールとなるおそれもあります。

 

無理のないマイホーム計画を立てるにも、ライフステージや利用できる補助金・減税制度も考慮した上で、スケジュールを逆算しましょう。

 

ここからは、家を建てるタイミングで考慮すべきポイントを解説します。

 

4-1. ライフステージ

 

家を建てる場合は、ライフプランを考えた上でタイミングを決めましょう。家を建てるタイミングに影響があるライフイベントは、下記の3つです。

 

  • 妊娠や出産
  • 子育て
  • 子どもの入園または入学

 

出産により、家族の世帯構成人数は変化します。出産を控えている場合は、心身への負担がかからないように注意が必要です。ベストなタイミングで入居できるように、出産前後に入居・引っ越し・諸手続きが重ならないように配慮しましょう。

 

また、新居へ引っ越すとなれば生活環境が変わります。大人だけでなく子どもの立場も考えながら、快適な生活ができる入居時期を検討することが大切です。

 

子どもの入園・入学を控えている場合や、転園や転校が必要な場合は、新たなスタートが切れるように2月末には竣工できるようにスケジュールを組みましょう。

 

4-2. 補助金・減税制度

 

家を建てるには、資金計画も重要です。頭金の有無や住宅ローンの借り入れ先などを検討した上で、マイホーム計画を立てましょう。住宅購入に関する補助金・減税制度を上手く利用することで、スムーズな返済や家計負担の軽減が目指せます。

住宅に関する補助金・減税制度は、適用条件や時期がそれぞれ異なります。お得に家を建てるためにも事前に確認しておきましょう。

 

まとめ

 

着工から竣工までの期間は、工法によって差があるものの、約4カ月~半年が相場といえます。家を建てる着工時期は、「春または秋」「梅雨や台風を避けた時期」がおすすめです。しかし、ベストな時期ではなかったとしても、実績が豊富な建築会社に依頼する場合は、基本的に何ら問題はありません。ライフスタイルや補助金・減税制度の適用時期も考慮した上で、着工のタイミングを決めましょう。

「エルクホームズ」では、お客様が快適に暮らせる高性能住宅を提供しています。着工時期や工法などの相談も可能です。快適なマイホームの実現を目指したい方は、「エルクホームズ」にぜひお問い合わせください。

 

 

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