家事室のある間取りのメリット・デメリットとは
2023.01.05
#家づくりノウハウ
共働きの世帯が増えていることもあり、注文住宅の間取りで人気の家事室。注文住宅を検討されている方で家事室を作りたいけれど、本当に必要か迷っている方もいるのではないでしょうか?
今回は、家事室のある間取りのメリットとデメリットについて解説していきます。
家事室とは?
家事室とは、洗濯やアイロン掛け、住まいの補修や日々の事務的な作業など、家事作業を効率的に行うための部屋です。さまざまな用途に用いることから、ユーティリティスペースとも呼ばれています。専用のひとつの部屋が基本ですが、部屋の一角に家事コーナーとして設けるケースもあります。注文住宅の間取りを考える時、仕事等で忙しくて家事を効率的に行いたい方々にとっては魅力的なスペースのひとつです。
家事室の活用方法
ランドリースペース
家事の中でも、洗濯は時間がかかり、負担に感じている方も多いのではないでしょうか。家事室をランドリースペースとして活用することで、洗濯物を洗うことから畳むことまで、一室で完結させられます。また、雨の日や花粉が飛ぶ日でも洗濯物は待ってくれません。ランドリースペースとして活用することで、何も気にすることなく洗濯物を干すことが出来ます。
作業スペース
家計簿やパソコンなどの作業スペースとして、家事室を活用している方も多いです。自宅に書斎や作業スペースがない場合、ダイニングテーブルで作業をしなければなりません。キッチンやリビングの一角に、家事室を設けることで、家計簿やパソコン、趣味に集中できます。家事室があると、趣味などで使用したアイテムをいちいち片付ける必要がなくなり、家事の合間に休憩スペースとしても活用可能です。
洋服収納
作業スペースやランドリースペースとして活用されることの多い家事室ですが、最近は洋服や下着などを収納できるクローゼットを置いて洋服収納としても活用されています。家事室にファミリークローゼットなどを置いておけば、洗って乾かして畳んで収納するところまで、一気に家事を片づけることができます。また脱衣所を兼ねている場合は、お風呂上りに着る物の準備も簡単になります。家族の衣服を家事室にまとめることで、家事の負担を大幅に軽減できるでしょう。
パントリー
家事室を日用品や食材を保管するパントリーとしても使用できます。キッチンの横にパントリー機能を兼ね備えた家事室を設置することで、日用品や食材のストックを把握し、無駄な買い物も防げるでしょう。
家事室のメリット
家事動線が効率化する
最大のメリットは家事動線の効率化です。間取りにもよりますが、一般的には家事室は家事動線や洗濯動線上に配置するため、洗濯物を洗ってから干して畳んで、収納するまでの移動の短縮になったり、キッチンの隣に配置することでスキマ時間にちょっとしたパソコン作業ができたりといったメリットがあります。
LDKがきれいに保てる
家事室を設けることで、洗濯物をとりあえず置いて、収納スペースとして活用することができるため、急な来客の際なども、慌ててリビングを片付ける必要がありません。
家事室(ユーティリティスペース)のデメリット
建物面積が大きくなる
家事室を作るとなると、部屋を1つ追加することになるため、その分建築面積は大きくなります。
特に平屋住宅で家事室を作る場合には、余裕のある敷地でなければ建築可能な面積をオーバーしてしまうこともあります。
建物金額も上がってしまいますので、敷地面積や予算との兼ね合いに注意しましょう。
結局あまり使わない可能性がある
インターネットやSNSを見ると、家事室を作った人の中には「実際にはあまり使ってない」「収納スペースとしてだけ使っている」といった意見も見られます。子どもが小さい時などは、家事室があっても、部屋から子どもの様子が確認できないと不安で、結局リビングで家事をするといったことも多いのではないでしょうか。家事室が人気だからといって、必ずしもそれが誰にとっても必要とは限りません。自分たちの生活に必要かどうかで判断するようにしましょう。
まとめ
今回は、家事室のメリットとデメリットについてご紹介しました。
家事室は家事動線を効率化するだけでなく、趣味の部屋としての活用も可能で、とても魅力的です。しかし、家事室の設置は、建築費用も上がるため、本当に自分たちの生活に必要かどうか判断しなければなりません。
今は、家事室のある展示場やモデルハウスもたくさんあるので実際に見に行って、どんな間取りが合うのか確かめてみることをお勧めします。
エルクホームズでは家事室を間取りに取り入れた展示場やモデルハウスをご見学いただけます。山口・広島で注文住宅をお考えの方は一度エルクホームズへお越しください。
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