窓の多さで新築注文住宅の住みやすさはどう違うの?
2023.08.31
#家づくりノウハウ
一般社団法人日本建材・住宅産業協会の調べによると、住宅は構造上、開口部である窓からの熱の出入りが最も大きく、暖房の熱が窓などの開口部から逃げる割合は58%とされています。
このように住宅の断熱性能に大きく関連する窓ですが、窓の大きさや多さで住みやすさも変化するのはご存じでしょうか?
そこで今回は、新築注文住宅を建てる際、窓が多い場合と少ない場合でそれぞれどのようなメリットがあるのか考えてみたいと思います。
それぞれのメリットを知ったうえで、自分の理想の住まいづくりに生かしていただければ幸いです。
窓が多い新築注文住宅のメリット
明るさと開放感が得られる
窓が多い住宅は、自然光をたっぷり取り入れることができます。そのため室内は明るく、開放感あふれる雰囲気が生まれます。日中ではほとんど電灯を使わずに過ごせるなど電力の節約にも貢献します。
景観の活用ができる
ふとした時に外の景色を楽しむことができるのも窓が多い住宅の魅力です。窓から自宅周辺の風景や季節の変化を室内から楽しむことができ、リラックスした気分に浸ることができます。
通風と換気が良い
窓が多いと室内の通風が向上し、新鮮な空気の流れで換気が促進されます。外気の湿度・温度が適切な時間帯に窓を開けて風を通すことで、室内の空気が循環し、湿気や不快な臭いを軽減することができます。
自然との調和を感じられる
窓が多い住宅は室内空間と屋外の自然とか緩やかにつながります。室内からも屋外の自然、四季折々の風景や気候変化などを身近に感じることができます。
では反対に、窓が少ない新築注文住宅にはどのような特徴があるでしょうか?
窓の少ない新築注文住宅のメリット
断熱性が向上する
窓が少ない住宅は熱の出入りも抑えられるため断熱性が高まります。また外部からの熱の侵入や冷気の流入を抑えることができるので冷暖房効率が向上し、エネルギーコストの削減も期待できます。
プライバシーを確保しやすい
窓が少ない住宅は屋外からの視線を気にせずに生活できるのでプライバシーが確保されます。リラックスした雰囲気で安心して暮らすことができます。
デザイン性を追求できる
窓が少ないため壁面や空間の配置の自由度が高く、効果的なデザイン性を持たせることができます。無駄のないスペースの活用ができたり、インテリアのアクセントとなる家具を採用できたりと、インテリアの自由性が高まります。
静かな環境を作れる
窓が少ないほど建物の遮音性は高まるため、住宅室内は外部からの騒音が少なく、静かな環境が保たれます。集中して作業したり、ゆったりとした時間を過ごすことができます。
まとめ
窓の多い新築注文住宅は明るさと開放感、景観の楽しみ、通気性の向上などが特徴でした。
反対に窓が少ない新築注文住宅は断熱性の向上やプライバシーの確保、静かな環境などが特徴でした。
それぞれにメリットがあり、どちらのスタイルが住みやすいかは、住む方の好みやライフスタイルに合わせて選択することが重要となります。
新築住宅を建築する土地や周辺環境によっても、最適な窓の大きさや数は変わってくるでしょう。
また、窓の配置や大きさを工夫することで住宅の外観の表情も変わります。新築注文住宅の外観もこだわりたい方は、設計担当者と外観についても打ち合わせながら家づくりを進めましょう。
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