IoT住宅が注文住宅と相性がよい理由とは?
2021.10.28
#家づくりノウハウ
IoT住宅とは?
IoTは「Internet of Things」の略で、モノがインターネットを経由して通信をおこなうことを指します。その技術を住宅に持ち込んで「もっと快適に暮らす」ことを目的にしたのがIoT住宅です。
しかし通信機能をもつIoT機器(例えば照明やエアコンなど)を採用し、インターネットに接続できるようにしただけではこれらを便利に使用することはできません。 それらのIoT機器がそこで生活する人が「こんな場合にこう動いて欲しい」という条件を付けて設定をしないといけないからです。 多くの場合はスマホやタブレットでIoT機器の対応アプリをインストールしてから設定を行うことになりますが、この条件を自分の生活リズムに合うように細かく設定すればするほど快適に生活できるようになると言えます。 ただし自分の部屋であれば好きなように設定すれば良いだけですが、家族が集まるリビングなどはみんなの意見も考慮し設定しなければ家族不和の火種になるかもしれません。
注文住宅はIoTにうってつけ?
IoT住宅を建築したいとお考えの場合、注文住宅の方がより柔軟に対応できます。 なぜ注文住宅の方が実現しやすいのかを以下に示します。 1.通信環境(Wifiルーターなど) 2.電源コンセント 3.高断熱仕様 4.電動建具(玄関ドア・シャッター雨戸など) 5.オープンな間取りが便利(室内カメラ・床掃除機など)
ではそれぞれについて説明いたします。
1.通信環境
通信環境は、Wifiを飛ばすためのWifiルーターの設置場所を注文住宅では自由に決定できます。つまり例えばWifiが届きやすいように家の真ん中にWifiルーターを設置できるように配線することも注文住宅では可能なのです。
2.電源コンセント
電源コンセントとは、IoT機器をコントロールする温度センサーや湿度センサーや赤外線リモコンなどはすべてに電源が必要ということです。 しかもそれがきちんと意図する動作をするために、例えば床上15cmの位置に必要などとなる場合があります。 こんな場合も注文住宅ならば動作を考慮した任意の場所に電源コンセントを確保できます。
3.高断熱仕様
高断熱仕様は、温熱環境を操作するIoT機器(エアコンや温度センサーなど)がうまく動作して、実際の体感温度との差をできるだけ少なくしないと快適には過ごせません。そのためには断熱性能の良い住宅、とくに必要に応じて断熱性能をさらに高くすることが注文住宅ならできます。もちろん省エネにも有利です。
4.電動建具(玄関ドア・シャッター雨戸など)
電動建具(もしくは建具の電動化)は一番利便性を感じやすいIoT機器です。ただし一般的には手動式が標準のため、注文住宅のように電動式を選択できるラインナップがないと対応できません。 もちろん必要となる任意の位置への配線も注文住宅ならば可能です。
5.オープンな間取りが便利(室内カメラ・床掃除機など)
オープンな間取りは特にペットのいるご家庭や小さなお子様やご高齢の方を見守りたい場合に必要となります。見守るために有利なカメラ位置と対象の方が多く過ごす場所を考えると注文住宅で実現できるオープンな間取りが便利です。 もちろん床掃除機もストレスなく綺麗に掃除しやすいです。 このように注文住宅はIoT住宅を実現するのに理想的な住宅と言えます。 またスマートスピーカーやAI活用等でますます進化していく分野でもあります。 もしIoT住宅に住んでみたいとお考えでしたら、自由設計、注文住宅のエルクホームズにお任せください。 きっと快適で便利なIoT住宅での生活が実現できます。