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太陽光発電+蓄電池でさらにお得に!電気の自家消費のススメ

2022.06.23

#家づくりノウハウ

新築住宅を検討する際、特にオール電化であれば太陽光発電を搭載する方が多いかと思います。それでは蓄電池はどうでしょうか。気になってはいても費用や設置スペースなどの問題で悩まれている方も多いのではないでしょうか。

新築時に住宅用太陽光発電システムと蓄電池を同時に設置すると、昼間の発電でその時に使用している電気の使用量を超えて余った電気を貯められるようになります。

 

今回は、住宅用太陽光発電システムと蓄電池を同時に導入することによって得られるメリットをご紹介します。

 

 

太陽光発電と同時に蓄電池を導入するメリット

 

太陽光発電と蓄電池を組み合わせるメリットはさまざまありますが、毎日の暮らしと万が一の災害などによる停電時とに分けて紹介します。

 

電気代が安くなる可能性がある

 

太陽光発電は太陽の出ている日中に多く発電しますが、昼間にあまり電気を使わない家庭は意外にたくさんあります。というのも、特に近年において昼間は家に人がいない家庭も多く、使う電気よりもつくる電気が多くなりがちだからです。蓄電池がないと余った電気は一般的には電力会社へ売ることになり、せっかくつくった電気を十分に自家消費できない状態になります。もし蓄電池を導入すれば、発電した電気を貯めて自宅で効率的に使うことが可能になるのです。

 

つくった電気を自分で使う自家消費は、電気料金プランによっては売電するよりも電気代がお得になる可能性があります。固定価格買取(FIT)制度の買取価格は年々下がっているためです。住宅用太陽光発電の買取価格は、2022年度には1kWhあたり17円(税込)でしたが、2023年度は16円(税込)※となる見込みです。

 

しかし、電力会社の電気料金平均単価は、2019年度の家庭向けで24.8円/kWh(税抜)となっています。2020年度の電力会社の電気料金平均単価も23.2円/kWh(税抜)ですので2022年度の買取単価と比べると6~7円/kWh程度も高い状況です。最近では燃料費の高騰もあいまって電気料金は上昇傾向にあり、再生可能エネルギー発電促進賦課金も年々上昇しています。つまり、電気料金平均単価との比較では電気は買うよりもつくるほうが安い状況と言えます。

 

 

<図1>電気料金平均単価の推移

 

<図2>固定価格買取制度導入後の賦課金の推移

出典:資源エネルギー庁ウェブサイト(https://www.enecho.meti.go.jp/about/pamphlet/energy2021/002/#section1

※調達価格等算定委員会「令和4年以降の調達価格等に関する意見」において取りまとめられた内容

 

そこで、太陽光発電と蓄電池の両方を導入すると、太陽光発電のみの場合と比べて売電量は減りますが、蓄電池に蓄えることでより多くの電気を自家消費することができるようになります。電気をたくさん使う夜の時間帯などに蓄電池に蓄えた電気を使うと、電気の使用量が変わらなければそれだけ電力会社から買う電気が減ることになります。そのため、蓄電池の使い方次第では太陽光発電のクリーンな電気を使いながら毎月の電気代を下げることができるのです。

 

災害時に電気が使える

 

災害などで停電した時のために、太陽光発電には「自立運転」というモードが搭載されています。自立運転とは、電力会社の電線に発電した電気が流れないようにした上で太陽光発電の電気を使えるようにする機能です。しかし、太陽光発電は太陽が出ている時しか発電できないため、自立運転モードでも雨天の時や夜間は電気を使うことができません。

 

これを解決するには、太陽光発電と蓄電池を一緒に使うのが効果的です。これにより蓄電池に蓄えた電気を太陽光で発電できない時間帯に使えるようになります。蓄電池にも太陽光発電と同じように自立運転モードが搭載されているため、万が一の停電の時に自立運転モードに切り替えることで、太陽光発電が発電しない時や発電した電気が余った時などに蓄電池を効果的に活用することができます。このような使い方ができるようになれば、暮らしの安心につながるでしょう。

 

このように、太陽光発電と蓄電池を組み合わせると、電気の自家消費・自給自足の割合を高めることができます。もし仮に停電が長引いたとしても、生活に必要な最低限の電気をまかなう可能性も高められるのです。電気は日常生活に欠かせないライフラインのひとつです。災害時でも、冷蔵庫やエアコン・照明やテレビ・スマートフォンの充電など、電気が使えると大きな安心につながります。

 

 

EVやPHEVを蓄電池として使うV2H

 

EV(電気自動車)をいわば“動く蓄電池”として活用する方法もあります。これはV2H(Vehicle to Home)と呼ばれるシステムや考え方です。EVやPHV・PHEV(プラグインハイブリッド車)を住宅につないで使うことで、車を停めている間は蓄電池として活用することができます。

 

V2Hの場合も、EVやPHEVのバッテリーの充放電によって電気代の節約が期待できます。昼間の太陽光発電の余剰電力を充電すれば、EV・PHEVの充電コストを抑えることもできるでしょう。もちろん、災害などの停電時にはEVやPHV・PHEVを非常用電源として使うこともできるので便利です。

 

山口・広島で自由設計の注文住宅を提供するエルクホームズでは、V2Hに対応したニチコン製のトライブリット蓄電池システムも取り扱っています。

https://www.nichicon.co.jp/wp-content/uploads/tribrid_t3.pdf

(出典:ニチコン株式会社公式HPより)

 

まとめ

 

太陽光発電システムに加えて蓄電池を導入すると、太陽光発電の電気の利用方法のバリエーションが広がり、非常時の安心にも役立つことがわかりました。蓄電池だけではなく、EVやPHEVに搭載されたバッテリーによっても発電した電気を蓄えることで、天候や時刻を選ばずに使える可能性が広がり、万が一の備えにつながります。

 

近年では、蓄電池の販売台数が年々増えています。この傾向は蓄電池設置による自家消費を進めることで経済的なメリットがある事と、緊急災害時の対策をするご家庭が増えているからです。

とはいえ、太陽光発電や蓄電池の導入には、初期費用や設置スペースといったデメリットがあるのも事実です。たくさんの選択肢の中から、ライフスタイルやニーズに合った太陽光発電設備や蓄電池を選び取るのは難しいものですが、じっくり検討して納得のいく方法を選んで導入すれば、安心・快適な暮らしにさらに一歩近づけるのではないでしょうか。

 

エルクホームズはZEHビルダー/プランナー評価制度による評価において最高ランクを連続で獲得しており、ZEHには欠かせない太陽光発電システムや蓄電池についても豊富な経験と幅広い知識で対応しています。山口県、広島県での電気の自家消費についてのお悩みは、全国トップクラスのZEHへの取り組みを行っているエルクホームズにお任せください。

 

 

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