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2024年の注文住宅トレンド！「ヌック」とはなにがいいの？

2024年の注文住宅トレンド！「ヌック」とはなにがいいの？

2024.03.14

#家づくりノウハウ

新築注文住宅は、マンションや建売戸建て住宅よりも自由度が高い為、より住宅業界の流行を色濃く受けやすいと言われています。そんな中、今年注目されているのが「ヌック」です。

今回はヌックを取り入れる際のメリットや注意点、おすすめの取り入れ方をご紹介します。

「ヌック」とは、温かく心地のいい場所というスコットランド発祥の言葉で、あまり大きくないこぢんまりとしたスペースを指すとされています。

語源はスコットランド語のヌーク(neuk)とされており、暖炉脇の暖かな腰掛け(イングル・ヌーク)の暖かな居心地の良い空間のイメージが元になり、ヌックという言葉が使われるようになったそうです。

「ヌック」のメリット

・デッドスペースの活用ができる

ヌックの定義として必ずしも個室ではなく、居心地のいい空間をこにでも作れるという魅力があります。その為、リビングの一角や階段下の空間、廊下の途中など好きなところに計画することができます。

例として、階段下は通常であればデッドスペースになりやすく、収納かフリースペースになることが多いのではないでしょうか。しかし、そこをヌックとして一段上げたスペースにすると、ちょうど大人一人がくつろげる空間になり、籠り感が絶妙です。

廊下にデッドスペースができた場合には、本棚とベンチを設置してお子様の為のブックギャラリーに仕上げることもできます。

このように、ヌックは個室にせずとも空間を無駄なく魅力的なスペースにすることができます。

・個室まではいかないプライベート空間が作れる

また、ヌックは先述したように個室にする必要がないので家族の気配を感じながらプライベート空間を満喫できます。リビングなどの家族が集まる空間の一角にヌックを作ると、家族と程よい距離感を保ちながら、自分の好きなことを楽しむことができます。

・様々な用途で使える

ヌックはクッションやひざ掛けを置くとくつろぎスペース、本棚や椅子を置くとブックギャラリー、パソコンを持ち込むとワークスペースなど、様々な用途で使うことができます。

目的に応じて家具やレイアウトを工夫すると一つの空間を何通りにも有効活用が可能な、使い勝手のいい空間になります。
また、汎用性の高い空間はお子様が小さいときには遊び場として、大きくなるとスタディースペースや各自の趣味スペースとして、ライフステージに合わせて活用することができるのも魅力の一つです。

「ヌック」を作る際の注意点

・優先度を確認する

ヌックはデッドスペースを有効活用できることが魅力の一つですが、作る際には使用目的を明確にさせておきましょう。使用目的がはっきりしていない場合になんとなくで作ると、物置になってしまう可能性もあります。建築面積にも限りがあるので、「やっぱり収納にしておけばよかった」なんてことが起こらないように優先順位を再度確認しましょう。収納面積などを減らして問題がないのかをしっかり検討したうえで計画することをおすすめします。