理想の暮らしを叶える照明計画を立てよう
2023.04.06
#家づくりノウハウ
新築注文住宅を建てるとき、間取りや家具、壁紙などはしっかりと検討されるかと思いますが、それらと同じくらい「照明」が住み心地に影響することはご存じでしたか?
部屋の明るさはもちろん、快適性や利便性、お部屋の雰囲気などにも影響してくるので、あらかじめ照明計画をきちんと立てておくことをお勧めします。
しかし、実際の使い勝手はカタログ上ではなかなかイメージしづらいですよね。
そこで今回は、後悔しない照明計画の立て方やおすすめの照明プランをご紹介します。
基本的な照明計画の立てかた
照明計画とは、注文住宅の建築時に照明の種類や配置について考えることを言います。
まずは基本的な照明計画の流れをご説明します。
1. 部屋のイメージや用途を考える
始めに考えるべきことは、部屋ごとの使用目的と叶えたいイメージです。
照明はあたたかさを感じさせたり、ドラマティックに見せたりといったデザイン的な効果もありますが、部屋の用途を叶える十分な明るさを確保できていないと、手元が見づらくなって作業がしづらくなったり、家族の顔が見えづらくなったり、足元がよく見えなかったりしてしまい危険です。
特に小さなお子様や高齢者の方が住む場合は、転倒事故などにつながる可能性もあります。
必要とされる明るさはそこで生活する人の年齢やライフスタイル、家族構成によって変わるため、部屋のイメージや用途と照らし合わせながらしっかりと検討することが大切です。
後から困ることがないよう、インテリアコーディネーターとよく相談しましょう。
また、プランヒアリングの段階で詳しい家族構成や部屋ごとのイメージを伝えられるとより詳細に計画できるでしょう。
2. 照明器具の種類を選ぶ
だいたいの照明計画が決まったら、次はどのような照明器具を使うかを選ぶ必要があります。
一般的な照明器具の種類と特徴を以下にまとめたので、参考にされてください。
シーリングライト
部屋の天井に直接設置される照明。
スペースを取らずに部屋全体を照らせるため、リビングなど広い空間でよく採用されている。
ペンダントライト
天井から吊り下げて使用する照明。
手元を明るく照らすことができ、デザインも豊富でインテリア性も高いため、ダイニングテーブルの上部などに設置されることが多い。
ダウンライト
天井に埋め込む照明。
器具が目立たないので空間を広く感じられ、すっきりとした印象に。
複数個並べて部屋全体を照らしたり、スポットライトのように使用したり、目的に合わせて使い分けられる。
ブラケットライト
壁面や柱に設置する照明。
意図的に壁を生み出すなど雰囲気のある光を演出でき、デザインも豊富なので、廊下・階段・玄関など幅広い場所で採用されている。
フットライト
足元に設置する照明。
廊下や階段など、夜間に足元を明るく照らすことで、安全な移動をサポートしてくれる。人感センサー付きのものもある。
スポットライト
ピンポイントに空間の一部を照らす照明。
絵画やインテリアなど見せたいものを引き立てるために使用したり、壁を照らしてより奥行きを感じさせたりする目的で使われている。
フロアライト・テーブルライト
床の上や台の上などに設置するタイプの照明。
デザインも豊富で部屋のイメージ合わせて選ぶことができる。
建築後に自分で選んで設置することもできるが、コンセントなどの配置によっては設置が難しくなることもある。
3. 照明の配置を検討する
使いたい照明を選んだら、それをどの部屋のどの位置に取り付けるかを決める必要があります。
配線などの都合上、注文住宅を建てた後に照明の高さと位置を変更することは難しいため、図面上でしっかり確認しておきましょう。
スイッチやコンセントの位置についても、使いやすい位置にあるかどうか確認することも大切です。
毎日の生活のイメージや家具の配置なども踏まえて、適切な位置を検討しましょう。
照明プランのポイント
叶えたいイメージがあるといっても、部屋によって必要とされる明るさ適切な照明器具も変わってくるもの。
そこで、おすすめの照明計画を部屋別にまとめました。
リビング
リビングは家族みんなが集まる場所であり、作業をしたり、映画を見たり、ゆったりとくつろいだりとさまざまな用途で使われるため、照明もそれを踏まえて選ぶ必要があります。全体をまんべんなく照らすことができるシーリングライトとダウンライトを組み合わせて設置したり、作業時には明るく、夜は雰囲気のある照明に変化のできる調光機能付きの照明を選んだりするのがおすすめです。
ダイニング
ダイニングは食事をとる場所なので、ダイニングテーブル上の料理を美味しそうに見せてくれる、温かい印象の電球色や温白色のペンダントライトがおすすめです。
将来的にダイニングテーブルの位置が変わったり、大きさが変わったりする可能性がある場合、ライティングレール(ダクトレール)も併せて設置すると、照明を動かせるようになって利便性が高まります。
また、ペンダントライトはデザインや機能のバリエーションも豊富なので、好みに合わせて選ぶのもいいでしょう。
玄関
玄関は外部から人を迎え入れる場所なので、お互いの顔が明るく見える照明を選ぶのがおすすめです。
玄関まわりに段差や収納がある場合は、フットライトなどを設置すると安心です。
また、玄関やアプローチは家の第一印象を左右する場所でもあるため、スポットライトで外壁を照らしたり、間接照明で温かさを演出したりすると華やかさがプラスされます。
寝室
寝室は主には寝るための場所なので、横になったときのことを考えて照明を選ぶ必要があります。
シーリングライトやダウンライトといった天井付きの照明の場合、光源が目に入らないように設置するのがおすすめです。
また、調光機能付きの照明を選んでおくと、明るさを細かく調整できるので、好みの明るさでより眠りにつきやすくなります。
まとめ
照明は注文住宅の見た目だけではなく、建てた後の快適性や居心地の良さにも影響する大切な要素です。
そのため、平面図の段階でしっかりと照明計画を立てましょう。
明かりもデザインできるのは注文住宅のメリットのひとつ。
規格のプランでは叶わない快適な住空間を手に入れることができるかもしれません。
もし、明るさやインテリアのイメージが浮かばない場合は、エルクホームズのモデルハウスをご見学ください。
エルクホームズは全邸自由設計の家を作り続けており、専任の設計士やインテリアコーディネーター、エクステリアプランナーといったプロがチームとなって、お客様の住まいづくりに携わっています。
専門家の豊富な知識と経験で、理想の住まいづくりのお手伝いをさせていただきます。
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