ちょっとした「和の空間」畳コーナーを作るメリットとは?
2024.04.04
#家づくりノウハウ
昭和の時代以降、正座から椅子座へ、畳からフローリングへというように、生活様式の変化に伴って新築注文住宅も洋風の住まいが主流となっていますが、床に座ったり寝転んだりすることのできる畳の部屋を住まいに作りたいと考える方も多くいらっしゃいます。
「のんびりとくつろぎたいから和室は広い方がいい!」とは言っても、家の広さには限りがありますし、和室を大きくしてしまったばかりに他の部屋の広さとバランスが取れていないとなると、快適な住まいにはなりません。
本格的な和室までは必要ないけれど、ちょっとした畳の空間が欲しいな、という方に人気なのが「畳コーナー」です。
今回は新築注文住宅に畳コーナーを採用するメリットを、実際にご建築いただいた写真と合わせてご紹介します。
新築注文住宅に畳コーナーを作りたいと考えていらっしゃる方は、ぜひ参考にされてください。
畳コーナーと和室の違いは?
畳コーナーと和室との大きな違いは、壁やふすまなどで空間がはっきりと区切られている部屋ではないという点です。一般的にはリビングなどの一部に畳を敷いて作ります。
大きさに決まりはないのですが、4.5畳以下の場合が多く、また1階に設けられることも多いので客間や書斎、家事スペースなど目的を問わず場合に応じて使えるのも特徴です。
畳コーナーが役立つ場面
・お昼寝スペースとして
小さい子どもを目の届くところで昼寝させたい場合、夏でも肌触りがよく、冬もひんやり感の少ない畳はおすすめです。
リビングに設けた畳コーナーなら、家事やリモートワークをしながらでもお子様の様子を見ることができます。
・子どもの遊び場として
フローリングと比べて柔らかい畳は、転んでも怪我をする心配が少なくなります。
子どものバタバタとした元気な足音もフローリングほどには気にならず、家の中でも思いっきり遊ばせてあげられます。
・家事スペースや書斎として
洗濯物を畳んだり、アイロンをかけたりと、家事スペースとしても畳コーナーは重宝します。資料を広げたり並べる必要があったりするような、広いスペースがあるとはかどる作業にもおすすめです。
床に直接座って行う作業の場合、足への負担もフローリングと比べ穏やかです。
・来客用のスペースとして
間仕切りを設けた畳コーナーなら、ご両親や友達が来た時の寝室としても使用できます。
年に数回程度の使用のためにわざわざ個室を設けるのはもったいないなと考える場合、畳コーナーは普段は多目的なスペースとして利用しつつも、いざという時には寝室として使えるので無駄がありません。
・お仏壇や節句飾りの置き場として
大切な人を祀るお仏壇や節句飾りなど、和のものはリビングのインテリアにはそぐわないということも多いのですが、やっぱりリビングに置きたいと望まれる方も多くいらっしゃいます。
そんな方はリビングやダイニングのインテリアと調和する畳コーナーに置き場所を作ることで、一年を通して違和感なく飾れるようになります。
まとめ
今回は住まいに畳コーナーを採用するメリットを実際に建築されたお客様の施工写真と合わせてご紹介しました。
一昔前は畳縁のある緑の畳がほとんどでしたが、現在は色や形が豊富にあり、デザイン性が高い畳も多く販売されています。フローリング材を選ぶように畳を選ぶことで、好きなインテリアの中に調和した畳コーナーを作ることも可能です。
山口・広島で全邸自由設計の住まいづくりを行っているエルクホームズには、専任の建築士・インテリアコーディネーター・エクステリアプランナーが在籍。一邸ごとにチームとなってお客様の住まいのご提案をさせていただきます。
新築注文住宅に快適な畳の空間を作られたい方は、ぜひ一度エルクホームズにご相談ください。