実際の街を見て用途地域をイメージしよう!周南市編
2023.08.24
#家づくりノウハウ
前回、「土地の未来をイメージできる?用途地域を知ろう」では、用途地域とは何か、そしてそれぞれのエリアの特徴についてご紹介いたしました。
文章で読むとなんとなくは理解できても、実際にどのような街が形成されているのかはイメージしづらいかと思います。
そこで今回は、エルクホームズ本社のある周南市を例に、用途地域ごとの街並みをご説明いたします。
周南市について
周南市は、山口県の東南部に位置しています。
北に中国山地があり南には瀬戸内海を臨み、海岸線沿いの平野部に沿って大規模なコンビナートが立地しており、それに接して東西に市街地が伸びています。
工場夜景を楽しむイベントが行われるなど、工業地帯のイメージの強い地域ですが、駅周辺には商業地帯、そして北部は自然も豊かな市です。
用途地域マップと実際の街並み
2017年度の周南市の用途地域マップを参考に、各地域を見ていきましょう。
参考資料:「用途地域マップ」https://cityzone.mapexpert.net/
※用途地域データの利用にあたっては、誤差を含んでいる点を了承した上で、精密な作業等には使わないでくださいとの但し書きがあります。
データ作成年度によっても異なりますので、詳細な用途地域を判断する場合は、お住まいの市役所でご確認ください。
用途地域マップでは、地域区分ごとに色分けがされています。色のついていないところは未区分の地域です。
・第1種低層住居専用地域
・第2種低層住居専用地域
緑と深緑で塗られている地域です。
市を南北に分ける大きな道、国道2号線を境に北側に多く指定されています。
閑静な住宅地に小規模なアパート、そして公園などが見られる地域です。
秋月、城ヶ丘、大内町などの地域が含まれます。
・第1種中高層住居専用地域
・第2種中高層住居専用地域
黄緑色と黄土色で塗られている地域です。
低層住宅専用地域に隣接しながらも、より広い範囲で指定されています。
周南市内の場合、地域内に小学校や中学校が建っていることも多いのが特徴です。
東北山、舞車、上遠石などの地域が含まれます。
・第1種住居地域
・第2種住居地域
黄色とうすだいだい色で塗られている地域です。
徳山動物園や周南市文化会館、周南緑地運動公園などがある地域です。
今住町や鐘楼町、横浜町などはここに含まれます。
・準住居地域
・近隣商業地域
オレンジ色と赤色で塗られている地域です。
国道2号線や大きな道、また線路に沿うように指定されています。
飲食店やスーパー、ガソリンスタンドなどが立ち並び、この地域にはマンションなども多く建っています。
・商業地域
ピンク色で塗られている地域です。
市の中心部である周南市役所や徳山駅を含み、市内で一番活気のある場所と言えます。
戸建ての住宅は少なく、商業ビルが建ち、居酒屋などの飲食店や遊戯施設なども見られます。
また、近年は高層マンションの建設も進んでいます。
・準工業地域
・工業地域
紫色と水色で塗られている地域です。
線路を境として南側に多く指定されており、エルクホームズ本社もこの地域に建っています。
自動車関連の店舗や小規模の工場、大規模な業務用スーパーやホームセンター、ドラッグストアなどが見られる地域です。
新幹線駅でもある徳山駅周辺よりも新南陽駅周辺や櫛ケ浜駅周辺に多く指定されているのも特徴です。
・工業専用地域
青色で塗られている地域です。
海に面するように指定され、出光興産や株式会社トクヤマ、東ソー株式会社などの企業の工場が建っています。
このエリアの企業で働く方が、通勤の利便のために上記の準工業地帯に住まわれていることも多くあります。
まとめ
今回は、文字だけではイメージのしづらい用途地域を、実際の地図に照らし合わせてご紹介しました。
周南市にお住まいの方にとって分かりやすい記事になっていれば幸いです。
周南市外にお住まいの方も、ご自身の住まいの土地探しをされる際に、用途地域をイメージしておけばその街の利便性や賑やかさ、自然の豊かさなどの参考になるかもしれません。
また一戸建てを建てるための土地を探している場合、用途地域で定められている建築制限を知っていないと、どのような建物が建てられるのかがわかりません。
満足のいく住まいづくりのためには予め用途地域を検索できるサイトで調べたり、不動産会社や住宅メーカーに相談をしたりして、確認しておくようにしましょう。
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