おしゃれで便利な造作家具!その魅力と注意点とは
2025.02.13
#家づくりノウハウ
新築住宅のインテリアなどを調べる際に、SNSや住宅情報誌で「造作家具」という言葉を見かけることが多くなりました。
無駄なく空間にぴったりフィットする造作家具を「いいな」と感じていても、「なんとなく高そう」、
「一から考えるなんて難しい」などの理由で取り入れるのをためらってしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、そんな「造作家具」の魅力や計画する上での注意点をお伝えします。
・造作家具とは
「造作家具」とはその空間に合わせて設計・施工された、壁や床に直接取り付けられた家具を指します。
設置する場所にフィットした施工・デザインになるため、空間を有効的に使え、意匠性もあがります。
・造作家具を採用するメリット
空間を有効的に使える
一般的に既製家具を置く場合、どんなに採寸して家具を購入したとしても設置した際に隙間ができてしまいます。
一方、造作家具の場合は、その空間にぴったりフィットするように設計・施工をされる為、隙間なくぴったりの家具が実現できます。
また、壁や床との間に無駄な隙間ができず、寸法も自由自在に決めることができるので、空間やスペースを有効活用することができます。
地震が発生した際に倒れる心配がない
造作家具は基本的に床や壁に直接施工されるため、その場から動くことがありません。
地震などの災害の際、既製家具の大きな本棚や収納棚などが倒れてしまうと、その下敷きになってしまうなどの心配がありますが、
その点、造作家具は施工時に壁や床にしっかりと固定しているため、倒れてくる心配がありません。
転倒防止のための突っ張り棒などを取り付ける必要もないので、見た目の美しさも保てます。
空間に統一感が生まれる
既製家具を購入した際、カラーバリエーションや柄などがなんだか空間に合わない…と感じたことはないでしょうか。
造作家具は、寸法をぴったり合わせるだけでなく、使用する素材の材質や色味などを多くの選択肢から選ぶことができます。
天井や壁のクロスに合わせたり、床材と揃えた雰囲気にしたりすることで、空間に統一感が生まれて意匠性が高まります。
ものの場所が決まり、片づけやすくなる
造作家具はその名の通り、使う場所や人に合わせて形を変えられることがメリットです。
リビングやダイニング、ファミリーライブラリーなど、造作家具を採用したい場所に合わせて、
そこに置くものや片づけるものを事前に書き出しておけば、それらがぴったりと収まるような家具を作ることができます。
片付けが苦手な方でも、ものの収納場所が決められているとスムーズに片づけることができるので、すっきりした空間になります。
・造作家具を検討する際の注意点
既製品よりも費用が高くなる場合が多い
造作家具は自由自在に作れるオーダーメイド家具です。
現場で採寸から施工まで、全て手作業でされることが多いため、工場で大量生産されている既製品に比べると費用が高くなることがほとんどです。
ですから、予算に限りがある場合は必要な場所や多くの人目に付く場所だけにするなど、既製品とうまく組み合わせてみましょう。
置くもののサイズを事前に検討しておく
造作家具を作る際には、そこに置くものや片づけるものを事前にイメージしながら設計することをおすすめします。
必ず片づけたいものがある場合、必ずサイズを明確にして設計に反映させておきましょう。
特に、本棚は雑誌が入らない!奥行が足りずはみ出てしまった!など、サイズに関する後悔ポイントを耳にすることが多い家具です。
置きたいものの大きさがまちまちになる場合は、小さいものがどれくらいで大きいものではどのくらいなのかなども検討したうえで、設計をしましょう。
動かすことができない
既製品と違い、床や壁にしっかり固定する造作家具は施工してしまうと簡単に動かすことができません。
どうしても移動あるいは撤去をしたい場合には、壁や床にビス穴が残ってしまったり、
壁紙などの補修が必要になったりする場合もありますので、その造作家具が長期にわたって使用できるかなども考えながら計画しましょう。
まとめ
造作家具は片付けの手間を削減してくれるだけでなく、統一感のある洗練された住まいで暮らしたい方におすすめです。
新築注文住宅をご検討の方で、収納計画に不安がある方や、インテリアがなかなかまとまらないと悩まれている方は、
予算や取り入れる箇所をじっくり検討したうえで、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。
エルクホームズには経験豊富な設計士やインテリアコーディネーターが在籍しており、お客様の理想の暮らし方に合わせて一邸ずつ自由設計での住まいづくりを行っています。
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